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妊娠  

2006年に高齢出産で初めての子供をクロアチアで出産、海外マタニティライフ体験情報

マタニティ関連本

ザグレブへのフライト

ザグレブの病院情報収集

体重管理

羊水検査

健康管理

定期健診

産院見学

両親学級

出産・ベビー用品準備

歯科検診(フッ素摂取)

サプリメント

クロアチア国民健康保険

水中出産用追加検査

産院での定期健診

母乳育児ワークショップ

(育児支援NGO、ロダ)

カーシート取付けWS

呼吸法ワークショップ

リエカの病院で健診

アパートの下見

訪問保健婦さんと面談

 


 

 

マタニティ関連本(取りに来られる方には貸し出し可能

 

【妊娠全般】一度ざっと通読後、毎月該当月のところを読み返した。一般的な妊娠・出産に関する基礎知識の概要。

 初めての妊娠と出産10ヶ月(堀口貞夫、堀口雅子)西東社、94年発行

 海外で安心して赤ちゃんを産む本(ノーラ・コーリ)ジャパンタイムズ、93年発行

 What to Expect When You’re Expecting (Eisenberg, Murkoff and Hathaway) Workman Publishing91年発行

【母乳】母乳育児をしたいなら、出産する病院を決める前に必読。

 おっぱいだより集(母乳育児サークル編)メディカ出版、88年発行

 The Womanly Art of Breastfeeding (La Leche League International)87年発行

 The Complete Book of Breastfeeding (Eiger and Olds) Workman Publishing87年発行

【その他妊娠関係】現代医療常識から一線を画したオールターナティブ妊娠・出産本。医療まかせではなく母体・自然の摂理重視型。私的にはこれを読んで不安が解消された。

 おなかの中から始める子育て(池川明)サンマーク出版、05年発行

 マタニティヨーガ安産BOOK(きくちさかえ)現代書館、05年発行

 自然派ママの食事と出産・育児(大森一慧)サンマーク出版、05年発行

【名づけ】

 赤ちゃんの名前のつけ方事典(高杉龍自)西東社、90年発行

 見て選ぶ新しい赤ちゃんの名前(国脇泰秀)西東社、89年発行

【育児】

 海外で安心して子育てをする本(ノーラ・コーリ)ジャパンタイムズ、94年発行

 ひとりひとりのお産と育児の本(毛利子来)平凡社、92年発行

 育児の百科(松田道雄)岩波書店、90年発行

 スポック博士の育児書(監修高津忠夫)暮しの手帖社、66年発行

【その他】

 Solve Your Child’s Sleep Problems (Ferber) Simon & Schuster Inc.85年発行

 そういうふうにできている(さくらももこ)

ノーラ・コーリさんのサイト

「Care the World 海外出産・子育て情報ネット」はこちら

 

114日(17週目) ザグレブへのフライト

 

日本からフランクフルト乗換えでザグレブへ。フライト自体は快適だったが、普段だったら軽めのはずの手荷物が案外重く感じられ、乗り換えが同じターミナルのすぐ近くのゲートだったにもかかわらず、一人だったのでトイレに行ったりするのが思ったより重荷に。腹痛が2-3日続いたりして里帰り出産のフライトがちょっと不安になる。

 

11月前半 ザグレブの病院の情報収集

 

こちらでは妊娠中の健診はプライベートの婦人科クリニックに行き、出産は市内に4つある総合病院に行くのが一般的とのこと。ザグレブでの出産の可能性も視野に入れて友人、知人に聴取した結果、

 ペトロバ:以前はザブレブ唯一の産院だった。施設が古く、病床数が多く、作業が機械的とかなり不評。トイレが60人に1つらしい。帝王切開になった場合、施設は新しく整っておりかなりよいらしい。

 メルクル:夫のいとこが第一子を出産したが、かなり不満。

 ヴィノグラツカVinogradska:お勧め、リピーターも多い。

 スヴェティ・ドゥフSveti Duh:お勧め、施設が比較的整っている(トイレが3人に1つある)。無痛分娩ができる。ザグレブでは一番人気。同時期に妊娠していたクロアチア人の友人、知人3人及び両親学級で知り合った2人(うち一人はペトロバの婦人科勤務)とも同病院で出産予定とのこと。

 

コネを重視する人が比較的多い中、医学部出身の友人は気にしないなどの意見も参考にしたうえで、家の近所でかつたまたま産婦人科部長が知り合いとの理由からヴィノグラツカに行ってみることにする。妊娠中の健診を担当する婦人科医がコネクションのある病院という選び方もあるらしい(個人で開業する前に普通総合病院勤務をするため。この場合、妊娠中の担当医が出産に立ち会うこともありえるらしい)。

 

【体重管理のこと】

日本では体重増加は8-10キロ、最近では6-8キロと言われるところもあるようだが、こちらでは平均12-14キロらしい。ただしそれ以上増えても特段医者も何も言わないようで、私の友人は23キロ増で赤ちゃんの体重は4キロ(無痛分娩、帝王切開はせず)、同僚の奥さんは30キロ増で赤ちゃんの体重は5キロだったとか。日本人(アジア人?)女性は当地の女性に比べて一般的に骨盤が小さく小柄なためやはり日本式の体重管理を心がけたほうがよいかも。

 

後日談だが、私は最終的に7.5キロ増。出産で5キロ減、出産後2ヶ月でもとの体重に戻り、普通の服もすぐに着られるようになった。体重が増えすぎた友人は、出産後1年以上たった今も体重が戻らずジムに通っている現実を考えると、用心するにこしたことはないと思う。

 

1111日(18週目) 病院訪問

羊水検査の相談のため、ヴィノグラツカ病院のグルビシッチGrubisic産婦人科部長を訪問。現状の確認と日程の相談をする。先生は英語も話すが基本的に夫が通訳。

 

1114日(19週目) 羊水検査

【当日の流れ】9時半に病院へ。血液検査、超音波検査を経て、翌日する予定だった羊水検査も急きょあわせてすることに。途中血液検査の結果待ちのため40分ほど近所でお茶をしたのも含めて、すべての検査が12時前に終わる。流産等の可能性もあるので、歩いて10分のところをわざわざ車で帰り、当日は自宅安静。夫は羊水サンプルをレブロにもって行く。交通渋滞のため帰宅は4時。一日仕事と考えたほうがよいかも。

 

【お金のこと】私はまだクロアチアの国民保険制度に加入していないので各種検査に1870クナ(約3.7万円)支払う。羊水検査には別途135,000クナ(約27万円、外国人料金で普通の倍らしい)!。日本では羊水検査に10万円くらいと言われていたのでかなり高い。

 

【その他手続き】私の検査と平行して夫は各種ペーパーワーク、このためパスポート等身分証明が必要。日本の病院でもらった紹介状はほとんど役に立たず、紹介状に書いてある情報をあちこちで書類を作るたびに何度も聞かれる(コンピュータ管理されてないので毎回タイプするため)。

 

【病院の印象:総論】もちろん日本の産院の快適さとは比較にならないし機材も古いものの、待合等がちょっと暗いのを除けば、一応座れるし清潔でまあ合格点か(これは公立病院に対する期待値がかなり低い場合)。尿検査のトイレに電気及びトイレットペーパーがなかったのにはちょっと閉口(公立病院のトイレでは便座、紙、個室の鍵がないのを覚悟したほうがよいらしい)。医者や看護婦は相当忙しそうで、これまた日本の産院のように親切にお客様扱いしてくれるわけではないが、プロフェッショナルでてきぱきとしている様子は好印象。英語ができる人もいる。特にハイリスク妊娠担当の50年代前半のコシェツKosec医師(女性)は、親切な笑顔が印象的な頼りになるお母さんといった感じ。但し英語はかたこと。

 

1116日(19週目) 病院で今後の相談

グルビシッチ産婦人科部長を訪問。日本の産院や帰国のフライトの予約を33週目にしてあることを告知したうえで、ザグレブでの出産に関する各種情報を収集するため担当医を紹介してもらう。私は38歳で高齢出産のためコシェツ医師に相談することに。ハイリスク妊娠なので健診が3週間毎とのことで(日本では4週毎だったのだけど)、3週間後に質問をとりまとめて相談することになる。

 

12月6日(22週目) 羊水検査の結果が異常なしと判明し、一安心。早速コシェツ医師が週1回勤務するプライベートクリニックの予約をする(国民健康保険に未加入のため。加入していればヴィノグラツカ総合病院で無料で診てもらえるらしい)。

 

11月12月 情報収集(カッコ内は出産時の年齢)

 

エクアドル人の友人(30歳)は5月にNYへ行って出産。私にも里帰り出産を薦める。ザグレブの病院では入院中夫も面会できず、大部屋のため友人の訪問時には痛む身体でざわざわした廊下に出て面会しなければならないなどの話や無痛分娩がクロアチアでは少ないこと、会陰切開が普通に行われると聞いたためらしい。

 

クロアチア人の友人(32歳)は14ヶ月前に隣国スロベニアに行って出産。私にもクロアチア以外での出産を薦める。施設が整っていないこと、出産後家族(夫)が24時間付き添えないこと、一方で自分ではできないこまごましたことを毎回ナースに頼んでも必ず来てもらえるわけではないこと、出産時に担当医が担当するかも不確定であること、などが理由。スロベニアの産院は年間出産数300人と小規模でその分パーソナルかつ手厚い待遇だったと大満足。第二子も必ず同じ病院に行く、とのこと。

 

また、米大使館員夫人によると中東欧在住の米大使館関係者はみなさんウィーンで出産するとのこと。

 

【健康管理】

マタニティスイミング、ヨガ、エアロビクスなど、健康管理について数人に聴取するがこれといった情報もないまま日が過ぎる。エクアドル人の友人が当時調べたところ唯一だったという大きなボールを使ったマタニティ体操教室は、インストラクターがずっと携帯で話をしていてお勧めしない、とのこと。

やむを得ず、自宅で妊娠本を見ての体操と、徒歩を心がけるほか、週1回の水泳を遊泳用の25mプール(水温が高め)に変更し、水中ビクス教室にも参加することにする。

 

1月上旬(26週目) 日本からマタニティヨガのDVD付書籍を取り寄せて、自宅でマタニティヨガを開始。また無理のない範囲で玄米菜食も開始。

 

12月14日(23週目) 定期健診

 

検査200クーナ、超音波200クーナ、合計400クーナ(約8000円)と日本に比べて高い(日本は2000-4500円)!

 

コシェツ医師がいるのでPoliklinika Eljuga (Bukovacka 121、電話2421-281)に行っているが、場所的にも車でないと不便だし、施設的にも格段によいわけではないので、昨年里帰り出産したイギリス大使館の友人が妊娠中に受診していたPrivatna Ginekoloska Ordinacijaのグルイッチ=コラチン医師Jasna Grujic Koracin (住所Gupceva zvijezda 1、電話466-7642)も悪くないと思う。こちらも女医さんで片言ながら英語可、トラムで通えるため交通は便利。

 

このほか、クロアチア人の友人が行っているは健診料は同じなのに超音波写真も3Dで毎回胎児の推定体重も教えてくれるなど、クリニックによってサービス内容にはかなりばらつきがあるようだ。

 

12月下旬1月上旬 産院見学

 

近所のヴィノグラツカ病院のほか、知人やウェブサイトのマタニティフォーラムで評判のよかった病院を訪問し、情報収集をした。

 

 

ヴィノグラツカ

(ザグレブ)

リエカ

ポストイナ

(スロベニア)

分娩

関連

帝王切開率

15%、

逆子の場合100%

 

18%

無痛分娩(epidural

不可

可能

一般的(希望者のみ)

その他の痛み止め

全員に注射麻酔

水中出産の場合、麻酔なし

希望があれば注射麻酔

会陰切開率

初産時?50%

初産、経産あわせて?50%

初産時80%

会陰切開時の麻酔

なし

局部麻酔

縫うときに局部麻酔

出産体位、その他

スペースがあまりないが、理論的には動いてもよいとのこと

自由。ボール、椅子、ベッドあり。CD持込可

自由に動き回れる。

水中出産

不可

1室。異常が全くないときのみ可能

分娩室

5室、壁で仕切り、廊下側はカーテン

バスタブ1室、その他6室

バスタブ1室。その他2室。

緊急異常時

同敷地内に各種専門病棟あり

リュブリャナ(高速で20分)の病院に移送

陣痛

陣痛室

6人一部屋。夫立会い不可。分娩室が一杯のときのみ利用。シャワー不可。飲食不可。

3人同室。夫立会い不可。シャワー可。水分摂取のみ可。

分娩室と同室。夫立会い可。シャワー可。水分摂取のみ可。

出産後

出産直後

出産後すぐ初乳を与え、各種処置。約2時間分娩室で過ごす。

出産後すぐ初乳を与え、各種処置。約2時間分娩室で過ごす。

出産後すぐ初乳を与え、母子ともに各種処置。約3時間分娩室で過ごす。

入院期間

3日目に退院

4日目に退院

出産日+4-5日

帝王切開時

7日目

8日目

最低7日

個室

医療その他の理由で医者が必要と判断しなければ原則入れない

追加料金1日400クーナで空いていれば入れる(1室のみ)。夫の宿泊不可。日中の知人の訪問は自由。シャワー、トイレ、TV、簡易応接セット付。広くてきれい

追加料金で空いていれば入れる(3室)。夫の宿泊可(3食付)。知人の訪問は終日自由。2室は部屋のすぐ外のシャワーとトイレをシェア。1室は部屋内だがかなり狭い。

一般の部屋

-4人部屋。かなり手狭。夫も含め面会は廊下や待合室で。約50人で各5箇所のトイレとシャワーをシェア。

3人部屋。部屋で面会可。原則平日16-17時、日祝14-16時だがフレキシブル。2部屋でトイレとシャワー(各1箇所)をシェア

3人部屋。部屋で面会可。原則平日14時15時半だが午後は比較的フレキシブル。2部屋でトイレとシャワー(各1)をシェア

赤ちゃんのお世話

母子同室不可。3-4時間ごとに部屋に連れてきてくれて母乳を与える。夜間(22-6時)はお茶、糖水が与えられる。

原則終日母子同室。希望に応じて預かってもらえる。原則母乳。

原則終日母子同室。希望すれば夜間預け可。原則母乳。夜間(23-4:30)預ける場合、搾乳したものを与えられる

持っていくもの

 

スリッパのみ(使い捨てのショーツ、病衣、ナプキン等が支給される)

スリッパ、身の回りのもの。赤ちゃんを国外に連れ出すために親のパスポート、結婚証明書など。

費用

クロアチア健康保険に加入していれば無料(未加入の場合、リエカは1日約500ユーロ)

無痛分娩、個室、夫滞在、入院1週間で約2000ユーロ(05年)

準備

 

予定日3週間前に健診

陣痛が始まったら来院

ウェブサイト

 

 www.kbc-rijeka.hr

 

夫の出産立会いはどこでも可(帝王切開時は不可)。浣腸、剃毛はどこでもする。実習生の立会いはどこでもありえるが、断れる。ザグレブでもペトロバ病院に水中出産の施設はあるが、使用したがらないとのこと。帝王切開時の麻酔はいずれも全身麻酔または脊髄麻酔。会陰切開の糸は全産院で溶けるものを使用。

リエカ、ポストイナともザグレブからの妊婦は陣痛が始まってから車で来るのが一般的らしい。

 

母乳育児をしたいため、La Leche League International(母乳育児支援NGO)の勧めに従い、母子同室ができるリエカまたはポストイナで出産することに決定。比較的自分のイメージどおりに安心して出産できそうなオプションが2つ見つかったことから、日本への里帰り出産はやめることに。往復のフライト、夫との最低2−3ヶ月の離別などを考えるとやはり近場が安心かな。

 

予定日前から滞在できるリエカのアパートを探し始める。

 

-2月 定期健診。日本だと28週目以降健診が2週間に1回になるらしいが、順調なこともあってか、相変わらず3-4週に1回。

 

1月17日2月2日 両親学級

 

当初、日本のように産院や市の保険所などによる母親・両親学級はないとの情報だったので(市内の産院では、ヴィノグラツカ病院:やってない、スヴェティ・ドゥフ:1回2時間?のみ、メルクル:同病院で出産予定者のみ)、友人が産婦人科で教えてもらった全6回500クナのコースに参加(連絡先Klub trudnicaklub@klubtrudnica.net)。

 

内容は呼吸法、母体の手入れ、赤ちゃんのお世話、心理面、妊娠・出産のしくみ、助産婦指導(主に母乳育児)。呼吸法を除いて18時から1時間半、呼吸法のみ3時間。クロアチア語だったので、夫から説明をうけた概要しか理解していないが、基本的には本に書いてあることの説明で特段議論がある分野に立ち入ることはなかった模様。こうしたコースに参加した証明がないと夫が出産に立ち会えない病院もあるらしい。

 

あとからわかったことだが、私が利用するようになったDom zdravlja(診療所)でもコース(3時間X2回)をやっていた。夫が利用しているDom zdravlja(私のところとは別)にも当時問い合わせをしたらしいが電話が一向に通じなかったらしい。

 

出産・ベビー用品準備

 

おむつ:こちらは紙おむつが主流で、布オムツなど論外といった風潮。売っている「布オムツ」は80センチ四方の厚手ガーゼにオムツカバー。ということで日本のサイトで成形オムツ、オムツカバー、オムツネットを購入。母に船便で送ってもらう。

 

その他のベビー用品:基本的にこちらで購入可能。但し、耳で計り検温が1秒ですむ体温計は日本のほうが半値くらいで買えるのでついでがあれば。また鼻づまり対策は、スポイトタイプのものはあるが、吸い取るタイプのものはない模様。ガーゼのハンカチもあると何かと便利だが、こちらでは見当たらなかった。またこちらで売っているベビー用無線機(?要はウォーキートーキのこと)は両方の端末とも電源につながなければならないタイプで、携帯には向かないので、現在調査中。日本ならもっと便利なものがあるかも。

 

ベビー服は、紐で結ぶタイプのものも下見段階ではあったが、いざ買おう!と思ったときに品切れで全く手に入らなかったので、要注意。またブルーかピンクのものが主流なので、中間色のものが欲しいときは困るかも。

 

出産用品:産褥ショーツのことはこちらでは誰も何も語らない。出産予定のリエカの病院では使い捨てショーツ(というかネット)が支給されるので、産褥ショーツは購入しないことにする。産褥パットは「VIR80」がよくて「VIR90」はダメらしい。薬局で購入できるが、リエカの病院では言えば支給されたので、購入する必要はなかった。

 

産後用品:リフォーム下着の話も特段聞かないうえ、サイズの問題もあるため日本の通販サイトで購入、母に持ってきてもらう。

 

2月中旬 歯科検診(フッ素摂取)

 

この期に及んでやっと歯科検診に行く。妊娠中だったのでレントゲンはとらず(本では特に問題ないとのことだったのだけど)、チェックアップと歯石とりのみ。妊婦ということでフッ素摂取を薦められる。アメリカやスイス等の国では一般の水道水にフッ素が含まれていて虫歯予防に効果があるらしい。

 

持ち帰りにして友人聴取、Webサーチをしたところ、幼児の歯のフッ素塗布については一般的なようだが、「摂取」については賛否両論あるらしく、特に日本人は海藻類をたくさん食べるので必要ない、との情報を得たことで摂取は断ることにする。

 

このほかにも、クロアチアでは妊婦用サプリメントPre-Natal Care を摂るのがかなり一般的なようで、「飲んでない」というと経験者の友人知人皆から強く勧められる。格安の類似品もあり、薬局によると「同じ」とのこと。私の場合、専業主婦で食べ物に気をつける余裕があるのでサプリメントは結局なしでとおすことにする。

 

2月20日 クロアチア国民健康保険(HZZO)の利用

 

7日にクロアチア一時滞在許可を得、各種クロアチア健康保険登録関係の手続きも済んだので、登録を行った最寄のDom zdravlja(診療所)内の初診担当婦人科医の予約をとって訪問。国民健康保険加入者証(私の場合は申請中の仮の紙、Prijava na Osonovno Zdravstveno Osiguranje)を要持参。念のため定期健診の記録も持参。

 

特段診察・問診等もなく事務的に、ヴィノグラツカ病院で定期健診を受けるための処方箋(Uputnica)及びリエカの病院での水中出産に必要な検査を受けるための処方箋(3種)の合計4枚の処方箋を書いてもらう。通訳のため姑に付き添ってもらい、待ち時間もなく順調に終了。

 

2月21日(33週目) 水中出産に必要な追加的検査

 

リエカの病院での水中出産に必要な血液検査の採血に行く。水中出産を行うためには通常の検査に追加してHIV、B型及びC型肝炎(hepatitis B, C)、梅毒(Wassermann)、クラミジア感染症(Chlamydia)の検査が必要。一部の検査は日本で既にやっていたが受理されず、改めて検査を行うことになる。

HIV検査のため感染症病院Klinika za Infektiune Bolesti、住所Mirogojska Cesta 8、電話460-3222、7-8時)で採血、B・C型肝炎及び梅毒検査のためクロアチア輸血医療機関Hrvatski Zavod za Transfuzijsku Medicinu、住所Petrova 3、電話4600-391、7時半11時)で採血を行う。前述の国民健康保険加入者証及び処方箋(Uputnica)を要持参。姑に付き添ってもらい朝一で行き8時すぎにはすべて終了。

 

2月22日 知らない間に姑がHIV検査結果を感染症病院にとりにいってくれる。結果オーライなのだが、この手のテスト結果ってもう少しプライバシーが守られるかと思っていたのでちょっとびっくり。姑がプッシュしてくれたので翌日結果がわかったが、通常は5日程度かかるらしい。

 

2月24日(33週目) 定期健診

 

ヴィノグラツカ病院で定期健診。コシェツ医師が定時健診時(月曜日)は忙しいので時間外待機時(金曜夜)に来るよう指示があり、17時に携帯に電話して19時に来るように言われ、待ち時間約5-10分。国保加入者カードとUputnica持参により無料。通訳のため夫同伴。

 

尿検査(トイレットペーパー要持参、個室の鍵なし、便座なし)、体重測定、内診のあと、別の部屋で超音波検査。体重計がアンティークなおもり式、内診台が異様に高いことを除けば、これまで行っていた私立クリニックにそれほど見劣りするとは思われない。日本では32週目以降健診が週1回になるらしいが、次回の健診は3週間後。

 

クラミジア感染症検査は必要なキットがないため、コンタクトすべき電話番号をもらって出直しとなる。

 

 

2月28日 姑が肝炎及び梅毒の検査結果を取りに行ってくれる。またクラミジア感染症検査の検査キットも取りに行ってくれる(Hrvatski Zavod za Javno Zdravsto、住所Rockefellerova 12、電話4863-236)。検査キットは冷凍庫で保存のこと。

 

3月1日 クラミジア感染症検査

9時にヴィノグラツカ病院に行く。姑が駐車場を探しに行っている間違った列に並んで15-20分ロスしたこともあって約1時間半待ち。膣内スミア(smear)の採取。クラミジア検査キット、処方箋(uputnica)、HZZOカードのほかこれまでの定期健診記録の紙も要持参。11時に終了後、姑はサンプルを検査機関に持っていってくれる。あとでわかったことだが、この検査は初診担当婦人科医で検査キット取得、スミア採取、検査のすべてができたとのことで、なぜそちらにしなかったのかは謎(姑が気を利かせて、私ができるだけ同じ医師にかかりたいと思ったのかもしれない)。検査結果は約2週間後とのこと。

 

313日 姑がクラミジア感染症検査結果を取りに行ってくれる。

 

315日 母乳育児ワークショップ

 

La Leche League International(母乳育児支援NGO)はクロアチアにはなく、一番近いのはスロベニアのマリボルかリュブリャナ。マリボルのLLIリーダーに電話をしたところ、RODA(クロアチアの妊娠・育児支援NGO)を勧められる。

 

RODAの母乳支援WSは月1回、妊婦とそのパートナー対象で無料。17時から約2時間母乳育児に関するレクチャー(クロアチア語)。内容的には本サイトトップに記載の本に書いてある内容で特段目新しい情報はない。LLIのような母乳育児中のお母さん対象の会合はまだ実施していないが検討中とのこと。どちらかといえばそちらに興味があったのだけど。但しクロアチアやザグレブ特有の情報もあるので参加する意義あり。母乳支援SOS電話相談などフォローアップがあるのも頼りになるかも。

 

先日、友人はRODA主催のベビー用品中古市で双子用ベビーカー(600クナ)や衣料品を買ったと言っていた。各種情報はHPにて(クロアチア語のみ)。

 

3月19日 車用ベビーシート取り付け確認ワークショップ

 

RODA主催のベビーシート取り付け確認ワークショップへ行く。11-13時の間に適宜集合場所に行き、取扱説明書を読んで自分で一旦取り付けたものをボランティアの先輩お父さん・お母さんが確認してくれる。このほかにも各種情報収集ができて有意義だった。

 

2人目をリエカの病院で出産したという先輩お母さんから、ザグレブで破水、高速道路でリエカに向かったところ雪のため閉鎖、途中から一般道でリエカに行き、到着から5-6時間後に無事出産したとの話を聞く。すごし。

 

3月20日 定期健診(37週目)

 

37週に入るといつ生まれても正常分娩なので一安心。前日のワークショップで教えてもらったアドバイスにしたがって朝7時にヴィノグラツカ病院に到着、HZZOカード、Uputnica(姑が事前に取得)及び過去の定期健診記録を提出(受付は11時まで、診察時間は8-14時と表示)。ちなみに6:55−7:05の間に私も入れて3人到着、4人目は7時40分に到着。7時45分頃それまでに提出された書類が回収され、7時50分から先着順に尿検査、体重・血圧測定。さらに待つこと1時間超、9時10分に内診、胎児心拍を確認、万事順調で特段質問もなかったので5分で終了。24日にリエカの病院の健診に行くと言ったためか、次回は2週間後。

 

7時に行ったのは、コシェツ医師は9時に健診を始めるが、2-3人健診をしたあとしばらくミーティングに行ってしまい次にいつ健診が再開されるかが読めず、8時頃行くと終わるのが11時過ぎだったと聞いたため(一人だといいのだけど夫の仕事の都合もあるので)。ちなみに9時の段階で13人待ちだった。遅く来るとしばらく座る場所がない可能性も。確かにこれだけ待ち時間が長いと、出産間近でない限り有料でもプライベートクリニックに行くメリットはあると思う。

 

322日 呼吸法ワークショップ

 

両親学級で呼吸法は一度やったものの、忘れてしまったので、再度参加。場所。2回で50クーナ?。この場所ではマタニティ・ピラティスもやっているらしい。

 

324日 リエカの病院で健診37週目)

 

出産予定のリエカの病院へ。担当の助産婦さんとの打ち合わせどおり「緊急」扱いで診察してもらったため、uputnicaは不要。各種検査結果、血液検査結果、過去の健診記録を持参、すべて書類がそろっていることを確認してもらう。3月下旬から4月上旬に終わる予定だった施設の改装も既に終了してきれいになっていた。

 

尿検査、血圧測定、胎児心拍を約20分記録、医師による内診後、出産施設の見学。待ち時間も合わせて約1時間半で全て終了。医師は私が小柄なため「子供が3200グラムを超えると正常分娩(陣痛促進、麻酔、帝王切開のいずれもなし)は無理かも」とのたまう。

 

出産後来てくれる保健婦さんに、出産前にも一度自宅に来てもらったほうがよい、とのアドバイスにしたがって、私が所属するDom zdravlja(診療所)に電話。ここでも両親学級をやっていることを発見、両親学級の講師が保健婦さんとのことなので、そちらに参加することに。

 

予定日前から滞在するアパートの下見に行くが、気に入った物件が見つからないことや、3月19日の先輩お母さんの話や、やっぱり自宅が何かと一番快適・便利、ということもあって、結局、陣痛が始まってから病院に行くことにする。

 

4月3日 定期健診(39週目)

 

朝7時にヴィノグラツカ病院に到着、HZZOカード、Uputnica(姑が事前に取得)及び過去の定期健診記録を提出。7時35分頃それまでに提出された書類が回収され、7時45分から先着順に尿検査、体重・血圧測定。コシェツ医師は不在で臨時の医師により8時40分に内診、胎児心拍を確認、万事順調で3分で終了。あまりにさっぱりしているので超音波検査(前回は33週目)をお願いしたら、超音波検査は陣痛が始まって入院したらする、とのこと。次回は1週間後の予定日当日。

 

クロアチア人の元同僚は、予定日2週間前健診で胎児の体重が減少していたことが判明したため、即入院、帝王切開で出産したらしい。さくらももこさんの本でもへその緒が身体に巻きついていて胎児がおりてきていない、などの記述があり、本当にこんなさっぱりした検査でよいのか不信に思い、NYと日本の日赤で出産した2人の友人に聴取したところ、39週目頃にはそんなものだった、とのこと。但し日本で出産した友人によると前回の超音波検査が33週目というのはちょっと少なすぎるらしい。

 

45日 最寄のDom Zdravljaでの両親学級

 

最寄のDom Zdravljaで両親学級に参加。産後自宅に来てくれる保健婦さんに挨拶。

 

同日 破水!39週目)

10時半に破水。つづきは「出産」ページへ

 

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