住むところを借りる(アパート・一戸建ての賃貸)
【探し方】
その1:予算があって不動産仲介料(通常1か月分)も払っても構わない場合
到着前の段階から不動産屋に希望の物件を見繕っておいてもらえるので、比較的短期間に見つかることが多い(特に単身または夫婦のみの場合)。外国人向けの高額物件は山の手に多数あるため、夫婦の場合車が2台いるかも。市内中心部で広くてきれいな物件を見つけるのはかなり難しい。外国人相手の不動産屋は英語も上手。
事前に伝えておく条件例としては
予算、広さ・間取り・ロケーションの希望、契約期間、家具付か家具無か、家族構成、ガレージ(駐車場)の有無、など。
その2:予算が限られていて(月300ユーロくらいまで)で仲介手数料を払いたくない場合
新聞広告を見て電話をしてアポをとって自力で周って、という多大な手間がかかるのと(しかもクロアチア語で)、現地の人も同様の物件を探していることが多いため、わざわざ外国人には貸したくない、という大家さんも多く、比較的探すのが大変な模様。外国人と見ると吹っかけられるケースもあるので、クロアチア人に手伝ってもらうことをお勧めする。
【相場】
ザグレブでは、小さめの物件の場合1平米X月10-15ユーロ(例:30平米なら約300ユーロ)、大き目の物件の場合1平米X月10ユーロ以下くらい(もちろん立地、物件の状態等にもよる)。
月々の家賃(支払い方法は翌月分払いから3ヶ月前払いなど)のほか、入居までにデポジット1-3ヶ月を支払うケースがほとんど。デポジットは退去時に原状回復分や光熱費精算分を除いて返金される。
【注意点】
・車を利用する人が多いので「バス停まで徒歩5分」と言われても実際は10-15分かかることが多いため、気に入った物件は必ず自分で歩いて確かめたい。
・故障時に必ずお世話になるのでオーナーまたは管理人との円滑なコミュニケーション(言葉、市内在住かなど)を確保。
・退去前の原状回復を誰がいつまでにするのか、費用負担はどうなるかを確認。特にペットがいる場合は退去時にもめるケースも。
家具を買う
家具なしの場合、家具をそろえるのに一苦労する。詳しくはこちら。
電化製品のこと
購入前の段階では分かりにくいかもしれないが、自分が理解できる言語のユーザーマニュアルがあるかどうかは結構重要なポイント!
変圧器
日本の電化製品を持参する場合、100ボルトから220ボルトへ変換する変圧器が必要。炊飯器などは消費電力が結構大きいので、変圧器を買う前に必ず容量の確認を。
炊飯器
上記電圧の関係で、日本仕様の炊飯器を持参するのが面倒な場合や短期滞在の場合には、電子レンジ用炊飯器が簡単にご飯を炊くことができてかなり便利。
住宅関連の各種セットアップ
水道、ガス、電気(情報募集中)
電話・インターネットはこちらへ
日本語放送(JSTV)、NHKワールドはこちらへ
日本のテレビ視聴はこちらへ
ザグレブの場合、通りに面したところにパラボラアンテナを設置するのは禁止になったらしいので要注意。パラボラのほかに衛星放送用のレシーバーを買えば、AstraやHotbirdなどのネットワークの番組を見ることができる。
またDiscovery channelやEuro sports、National Geographicなどの有料チャンネルはDigi TVがお勧めらしい。月額45クーナ〜のパッケージを最低1年間契約すれば、レシーバー等必要な装置もついてくる。
エアコン
こちらも通りに面したところに室外機を設置するのはザグレブでは禁止されているので要注意。室内ユニットから室外機までの距離が一定以上だと設置できない機種もあるため、購入前に店に要相談。私が購入した店では、機械分のみ店で支払い、設置費用(1台あたり1200クーナ!)は当日設置に来た人に別途支払うシステムだった。
住宅関連のメンテナンス
暑さ対策
1.ブラインドを下げると、部屋は当然暗くなるが、熱を遮断し効果大。
2.(窓が大きい等でブラインドの上げ下げが大変な場合など)日を通さない厚手のカーテンを導入。こちらもかなり効果大。但し注文してから入手まで6週間くらい待たされた。
3.虫除け網は、日本のようなスライド式の網戸は見当たらなかったため、窓枠に両面テープでマジックテープを貼り付け、そこに貼り付けるタイプの網戸を導入。夜間の涼しい間に窓を開け放せるのでお勧め。
住まいにまつわるお金のこと
コミューナル
ごみ収集
引越しをする
詳細準備中
不動産を購入する
1.物件探し
不動産屋を使ってもよいが、ザグレブの場合、多くの物件がキオスクで販売されている媒体にも掲載されているため、クロアチア語が話せれば不動産屋を使う必要はないかも(さらに手数料も節約できる)。
2.契約・その他の手続き
公証人役場で契約書にサイン。
登記
3.(外国人が個人名義で購入する場合)許可制
以前は外務省の許可が必要だったが、2007年くらいから内務省の許可制度に変更。一方外国人が会社を設立してその会社名義で購入する場合には許可は必要ない。
我が家の場合、クロアチア人の夫名義にして許可は結局とらなかったので、情報募集中!
4.ローンを組む
準備中
5.税金
【買い手側】不動産取得税を払う。実際の購入価格とは別に税務署が物件の適正価格を査定、それに基づいて5%の税金を納めた(2008年)。
但しこの不動産取得税、本人及び生計を一にする家族(だと思う)が他の不動産を保有しない場合には免除される。
【売り手側】物件購入より3年以内の売却の場合、キャピタルゲインに対して課税されるらしい。
ちなみにクロアチアには今のところ固定資産税なるものは存在しない様子。また相続税もない模様。一方、海辺や郊外にあるセカンドハウスには保有税がかかるらしい。
|