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出産  

2006年に高齢出産で初めての子供をクロアチアで出産しました。

 

破水

出産

入院生活

食事

退院

持ち物

 


 

4月5日 破水(妊娠39週目)

 

夜10時半友人宅で破水。「おりものかな?」という程度の破水だったので様子を見に一旦帰宅、帰宅途中ヴィノグラツカ病院前から病院に電話するが当直医師は「来なくていい」とのことだったので帰宅、入院の最終荷物作りをして一旦就寝。

 

早朝2時半、やっぱりこれは破水でしょう、と確信。夫を起こし、シャワー、軽い食事をして4時リエカに向かっていざ出発!車の中で陣痛が始まる。陣痛のメモを取りながらリエカへ。夜中だったので道はすいていたが、時々激しい雨と濃い霧のため、やはり2時間近くかかった。

 

4月6日 出産

 

朝6時リエカの病院に到着、受付を済ませた後、医師の診察。一度健診に行き、各種データも提出済みだったが、それ以外の結構細かい情報もいろいろ聞かれたので、母子手帳等、妊娠経過記録を持っていたほうがよいかも。病衣に着替えて、剃毛、浣腸をすませて陣痛室へ。夫は事前に下見していたプライベートルームにチェックイン等しに行く。水中出産の施設はたまたま壊れていて使えないとのこと、なーんだ。その他の施設は06年3月に改装が終わったばかりできれいで快適。ザグレブと違ってトイレットペーパーもちゃんとあるし。

 

朝9時頃、再度医師の診察。破水した場合、感染の恐れがあるため破水から24時間以内に出産しなければならないのだが、陣痛が弱いとかで陣痛促進剤をうつ。感染予防の抗生物質を注射。

 

陣痛室は3ベッドの共同部屋。広々としていて自由に動き回れる。短時間だが4人いたときには、元気な妊婦さんはピラティス用ボールに座って待機。夫とは携帯電話のSMSで連絡をとりあう。他の妊婦さんは陣痛が軽いようで1−2時間で分娩室へ。原則夫は立ち入れないことになっているが、様子を見て、臨機応変に認められていた。うちの夫も午後2時過ぎに付き添い開始。

 

午後3時、再び医師の診察。子宮口がなかなか開かず、時間がたって私も疲労してきているので、エピデューラル(無痛分娩)を薦められ、分娩室へ。夫は受付で立会い費用300クーナ(!)を支払った後、病院着をつけて分娩室へ。

 

午後4時から麻酔専門医によるエピデューラル。脱水を予防するための水分補給や陣痛促進剤など管だらけになり、夫に呼吸法を手伝ってもらったのが大きな支えに。「無痛分娩」というくらいだから全く痛くないのかと思っていたが、麻酔の量を少なめにしていたのか、かなり痛かった。助産婦さんのリードで出産を試みるがもう一息というところでなかなか生まれず、最終的に会陰切開をして午後6時無事3020グラム、50センチの男の子を出産。

 

初乳を与え、母子ともに各種処置が終わった後、午後8時頃まで分娩室で家族3人水入らずで休息。ひとしきり写真をとったり、家族や友人に電話やSMSで出産報告をして過ごす。

 

麻酔なし、会陰切開なしのナチュラル分娩を希望していたものの、結局全部「ありあり」となってしまったが、結果オーライで私的には満足がいく出産ができたと思っており、病院関係者に感謝。

 

4月6日 出産当日の夜

 

午後8時過ぎ、病室へ移動のため息子は連れて行かれ、私は寝台に横たわって病室へ。夫は夕食の調達へ行くが、病院横のカフェが閉まっていたため、病院敷地外のスーパーでパンや飲み物を購入。病院でも簡単な食事を準備してくれたが、17時間ぶりの食事なので足りない。

個室(1日あたり400クーナ、約8000円の追加料金を払えば、空いていれば入れる)なので、夜間にもかかわらず夫の出入りも自由で安心(夫の宿泊は不可)。知らせを聞いて10時すぎ夫の両親がザグレブからやってきて、息子と対面、その後夫と食事へ。

 

エピデューラルをしたから、という理由で息子は新生児室へ。

 

私は看護婦さんに付き添ってもらって個室内のトイレに歩いていく。シャワーはまだ。

 

 

広々した部屋

4月7−8日 入院生活:出産1−2日目

 

1日のスケジュールはだいたい以下のとおり。

朝6時   検温

-8時  部屋の掃除・シーツ交換

-9時  ベビーが入浴、おむつ交換のためいなくなる

-10時 医者の回診、朝食

12-13時 昼食

14-15時 医者の回診、おむつ交換

18-19時 夕食

23時頃  おむつ交換

 

夫は朝8時頃来て夜10-11時頃まで部屋でぶらぶらしながら世話をしてくれる。ご覧のとおり夕食から朝食までの時間がとても長く、夜とてもおなかがすくので、夫の買出し、差し入れはとても重要。また英語が通じるスタッフも少ないので、夫の手助けはとても助かった。

 

医師の回診といっても「具合はどう?」と聞くだけで、こちらが痛みもこんなものだろうと思って「大丈夫よ」というとそれで終わり。診察も何もなく、何のためにやって来るのかよくわからない。

 

病衣、タオル、産褥ショーツ(ネットのようなもの)、産褥パット、痛み止め等必要なものは言えばすぐ持ってきてくれる(逆に言わないと何もくれない)。授乳相談も聞けば親切に教えてくれる。

 

出産翌日からシャワー可。また、こちらから特段リクエストしない限りベビーも原則24時間同室。

 

3人部屋の場合、面会時間は決まっているらしいが、個室だったので、家族や友人がいつでも面会に来られる。

 

ベビーは生まれた翌日に早速BCGの予防接種を受けた。

 

順調にいけば退院が日曜日とのことだったので、出産翌日の金曜日のうちに最寄のDom Zdravlja(診療所)の訪問保健婦さんに電話、訪問アポの仮予約を入れる。

 

【食事】食事内容は以下のとおり。夜が長く、野菜が少ないので、簡単に食べられるシリアルバー、果物などの差し入れが重宝する。

朝食

            

パン、バター、ジャム、砂糖入りミルクコーヒー、お茶 日曜日はパン、チーズとミルクコーヒー

 

昼食

      

牛肉のクリーム煮とコンソメスープ 肉団子トマトソース煮とポレンタ  チキンとマッシュポテト

 

夕食

   

米入りスープ、揚げパン       ミンチ肉の肉じゃが

 

4月9日 退院(出産3日目)

 

心配していた黄疸も「要注意」レベルで特段退院に支障はなく、母子ともに経過が順調だったので、10時頃ベビーの小児科健診、書類作成、オムツ替えなどお世話の説明、昼食、精算(クロアチア国民健康保険に加入していたので、個室追加料金の1200クーナ、約2万4千円)ののち、午後2時前に退院。

 

クロアチアでは子供が生まれると父親は男友達と朝まで飲んだくれるのが習慣とのことで、夫は20時から飲みに行ってしまう。

 

【持ち物】

「スリッパと必要書類以外は何もいらないわよ」と事前に言われていたが、退院時のベビーの衣類は必要(当たり前だが)。また見舞い客が来たとき用のガウン、車で帰るとき用のドーナツ型座布団はあったほうがよい。

 

続きは「育児」ページへ (作成中)

 

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